エレクトロニクス実装学会誌
Online ISSN : 1884-121X
Print ISSN : 1343-9677
ISSN-L : 1343-9677
高熱膨張性セラミック多層基板とプリント配線板とのはんだ接合信頼性
東 昌彦浜田 紀彰米倉 秀人山口 浩一大池 智國松 廉可
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 2 巻 2 号 p. 127-131

詳細
抄録

PKGの実装形態は軽薄短小化および高性能化のために, PGAやQFPからBGAやCSPへと移行しつつある。しかしながら, 従来のアルミナ製のPKGではPKGとPWBとの熱膨張差が大きいために十分なはんだ接合信頼性が得られなかった。そこで, FEMによる応力解析を行い, 最適な熱膨張係数を算出した。FEM解析の結果に基づき, 熱膨張係数: 11.5ppm/℃, ヤング率: 114GpaでCu配線が可能な材料を開発した。この材料を用いてBGAを作製し熱サイクル試験を行ったところ, 大幅な.寿命の向上が認められた。

著者関連情報
© 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
前の記事 次の記事
feedback
Top