エレクトロニクス実装学会誌
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ビア穴埋めに用いるCuめっき添加剤のメカニズム第2報―溝底の促進効果
近藤 和夫田中 善之助山川 統広
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2002 年 5 巻 7 号 p. 672-676

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抄録

通常の平板電極および溝底のみに電極を有するパターン電極を用い, めっき添加剤の促進効果について検討した。パターン電極の場合, Cr-+PEG+JGBに対して, SPSを添加したCr-+PEG+JGB+SPSでは電流密度が増加する。SPS添加剤濃度の増加とともに電流密度が増加する。溝底電極のアスペクト比を増加させると電流密度が増大する。ダマシンめっき電極でのめっき時間を変化させ断面観察した。溝底部のめっき膜厚はめっき初期では薄いが, 電解時間の増大に伴い加速的に増大する。電解に伴いSPSはより活性な1量体 (促進物質) に分解する。その1量体が溝底部に蓄積されていき, 電解に伴い溝底部のめっき成長を促進すると考察した。

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© 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
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