抄録
本研究では, ジョブショップのメイクスパン最小スケジュールを, アクティブスケジュールの生成手続きに沿いながら探索する手法の効率化を試みた.時間軸に沿ってオペレーションを割り付けていく場合, 割り付け可能なオペレーションのいずれを優先的に選ぶことが望ましいのかを早い分枝の段階で正確に判断することが難しい.そこで, 対象問題をラグランジュ緩和した問題を解いて求まる各オペレーションの平均処理開始時刻を, 分枝限定法における子問題間の探索優先順位決定の際の最優先規則とした.数値計算実験において, メイクスパンの下界値を最優先規則とした場合と比較したところ, 良好な結果を与える場合の多いことが確認された.