2008 年 32 巻 Suppl. 号 p. 137-140
徳島大学工学部では,児童生徒に科学技術に親しんでもらうイベントとして「科学体験フェスティバルin徳島」を毎年開催している.著者らはこのイベントに,RFIDカードを用いた神経衰弱ゲームを出展した.このゲームは2進数の学習を扱い,特徴として(1)Tangibleであること,(2)Face-to-Face Interactionにより学習が多様に展開すること,(3)ゲームに勝つことを目的として学習が動機付けられることが挙げられる.イベントにおける実践を通じて,このゲームにより2進数を楽しく学習できたというアンケート結果などを得た.