日本教育工学会論文誌
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ショートレター
教員養成大学における情報モラル教育の講義の実践と評価
ワークシートと学年の違いによる授業設計への自信の変化に着目して
佐藤 和紀高橋 純安里 基子齋藤 玲吉野 真理子堀田 龍也
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2018 年 41 巻 Suppl. 号 p. 041-044

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抄録

教員養成大学の学部1・2年生を対象に,情報モラル教育の基礎知識を学び,現職教員による模範授業映像を視聴した上で,情報モラル教育の授業設計を学習させるための講義を開発し実施した.講義の事前事後に情報モラル指導の自信を測定する質問紙調査を行った.その結果,全質問項目の得点の上昇が見られた(研究1).自由記述では,スモールステップで指導案を作成するワークシート(以下WS)の効果が期待された.そこで研究2は,足場かけの有無によるWSを2種類用意することにより,効果を調べたところ,1年生には足場かけ無しWS が,2年生に は足場かけありWS が効果的であった.

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© 2017 日本教育工学会
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