本論文では,プログラミングの演習授業において大学生にChatGPTを利用させ,「生成AIツールがチューター (教師・TA) やインターネット検索を代替し得るか」という観点から調査した結果について報告する.本研究の対象はJavaScriptを学ぶ反転授業であり,予習として課外時間にオンラインテキストをノートにまとめ,授業中は演習課題に取り組む.受講生には,予習・演習課題・復習のためにChatGPTを自由に使用させ,実践期間の終了後にアンケートを実施した.受講生100名から得られた回答より,演習中の教師・TAのサポートをChatGPTで完全に置き換えることは難しいものの,教師・TAの手が回らないときの補佐として十分に有用であることが確認できた.また,プログラミングの座学・演習ともに,知識源としてChatGPTがインターネット検索をかなりの部分で代替し得ることが示唆された.