日本教育工学会論文誌
Online ISSN : 2189-6453
Print ISSN : 1349-8290
ISSN-L : 1349-8290

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

プログラミング教育必修化に対する意向調査の分析
ジェンダーに注目して
遠山 紗矢香山田 雅之
著者情報
ジャーナル フリー HTML 早期公開

論文ID: S48139

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録

児童生徒のプログラミングへの関心におけるジェンダー差の解消には,男女両方がプログラミングを体験することが有効だと考えられているが,参加に際して児童生徒と保護者の意向が一致するとは限らない.そこで本研究では,保護者のプログラミング教育必修化への意向に対して,保護者と子のジェンダーがどのように影響するか検討した.5,336件のアンケート回答に対して二項ロジスティック回帰分析を行った結果,必修化賛成の意向に対して,子の学年がより低い,子が男子,子が学校でのプログラミング経験を有する,保護者が情報教育に前向きであることが有意だったが,保護者と子が共に女性の場合は必修化に消極的となる傾向が示された.

著者関連情報
© 2024 一般社団法人日本教育工学会
feedback
Top