日本森林学会誌
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異なる植栽器具使用時のコンテナ苗の植栽能率
猪俣 雄太伊藤 崇之鹿島 潤山田 健山口 浩和今冨 裕樹旗生 規
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2016 年 98 巻 5 号 p. 223-226

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抄録

本研究はコンテナ苗専用植栽道具の高能率化を目指し,能率の低い要素作業を明らかにすることを目的に,延べ16人を対象に4種類の道具(唐クワ,ディブル,スペード,プランティングチューブ)を用いて植栽試験を行い,各道具の作業能率および要素作業について統計的な分析を行った。その結果,作業能率が最も高い植栽道具は唐クワであり,唐クワと他の植栽道具とを比較すると,ディブル,スペード,プランティングチューブの植穴をあける能率は唐クワより低い傾向にあること,プランティングチューブの苗を植える能率は唐クワより低い傾向であることがわかった。また,苗の周りを踏む作業や移動・測尺の能率に植栽道具の違いが与える影響は小さかった。これらの結果より,コンテナ苗専用の植栽道具の高能率化には穴をあける作業や苗を植える作業の能率向上が必要である。

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© 2016 一般社団法人 日本森林学会
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