薬史学雑誌
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内山充の生涯から教えられること:出逢いと離別を経て醸成された使命感と責任感
森本 和滋
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2025 年 60 巻 2 号 p. 94-102

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抄録
目的:内山充の生涯を出逢いと別離で醸成された使命感と責任感から調べた. 方法:奥井誠一遺稿集「いのち」を奥井登美子氏から謹呈を受けた.内山充の言葉と思いに関する情報は,文献,書籍,ウェブサイト,その他の資料を用いて調べた. 結果と考察:1)出生から学生時代:内山充は,1930年兵庫県(現?芦屋市)にて長男として出生.1947年,旧制東京高等学校理科乙類入学,1949年3月には同校修了.1949年4月,東京大学教養部理科二類入学.1958年7月7日薬学博士を東京大学から授与された.博士論文「放射性ストロンチウムによる体内汚染防御に関する研究」の指導教官は,浮田忠之進東大教授であった.不幸にも浮田忠之進教授は57歳で急逝された.2)東北大学時代:奥井誠一は,クリスチャンの家系で育ち「我は道なりまことなりいのちなり」(新約聖書ヨ ハネの福音書14章6節)に基づいた信仰を持ち続けていた.不幸にも,奥井誠一教授は45歳で逝去された.別離の中で内山充教授の人生観や科学論や社会論が醸成された.3)国立衛生試験所時代:「ステートメント:レギュラトリーサイエンスとは」を発表した.4)日本公定書協会から薬剤師認定制度認証機構:出逢いを大切にし,その思いを自分の言葉として構築し,薬剤師としての使命感と責任感の醸成に励ましと示唆を与え,生涯学習の構築に寄与された.
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