魚類学雑誌
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ワニグチツノザメの内部形態およびその摂餌機, 能系統関係に関する一考察
白井 滋岡村 収
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1992 年 39 巻 2 号 p. 139-150

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抄録
ワニグチツノザメの内部形態 (骨格・筋肉系) を詳細に記載した.摂餌機能に関しては, 特殊な顎歯の状態から, 本種は餌を上下の顎で捕捉し, これを丸のみするものと考えられる.内臓弓およびこれに関係する筋肉構造には, こうした摂餌機能の向上に関連すると思われるいくつかの特殊な状態が観察された.これらの特殊な状態は, 同時に本種の系統的位置の解明をはなはだ困難にしている.しかし, 口唇軟骨が2本の離れた要素からなることなど, 本種は3つの派生状態をカラスザメ亜科と共有する.カラスザメ亜科全体との姉妹関係, カラスザメ亜科内に想定されている2っの姉妹群 (カラスザメ属とハシボソカラスザメ属およびAculeola属とカスミザメ属) それぞれとの類縁性について考察した.
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© 日本魚類学会
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