超音波医学
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特集
肝癌アブレーションマニュアル
丸山 紀史南 康範杉本 勝俊舩岡 昭宏沼田 和司
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2024 年 51 巻 1 号 p. 3-27

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抄録

近年のエネルギーデバイス技術の進歩により,アブレーションは飛躍的に普及した.本治療は外科手術に比べて侵襲性が抑えられ術後回復が早いことから,肝,肺,腎,甲状腺,骨軟部腫瘍など幅広い臓器に対して適応されるようになった.病変部に対して治療針を適切に誘導するためには画像による支援が必要であり,高分解能かつリアルタイム性を利点とする超音波は最も頻用されている映像技術である.すなわちアブレーションは,超音波の長所を最大限に生かした治療法と言える.本企画は,肝癌に対するアブレーションにおける超音波の役割と具体的使用法について概説する.

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© 2023 公益社団法人 日本超音波医学会
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