日本農村医学会雑誌
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トラクター事故に対する農民の意識
トラクターオペレータのアンケート調査より
伊藤 紀克
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1990 年 39 巻 2 号 p. 90-95

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抄録
北海道に多い農業機械, とくにトラクター事故の真の原因がどこにあるかを追究する目的を含めてトラクターオペレータ本人に23項目のアンケート調査と事故に対する忌揮のない意見を求めた。機械の整備, 点検のこと。90%の人が運転中に眠気に襲われた経験を持ち, 寝不足が居眠り運転になり, 事故に直結するとの認識を持っている。したがって農繁期中は十分な睡眠をとる努力をしている。眠気に襲われた時間帯はほとんどの人が午前10時と午後3~5時の二つの時間帯であったと述べている。整備不十分な機械を使用する人に事故が多いという。機械の点検, 整備には予想以上の関心を払っている。事故対策は理屈としては理解しているが, 実行が十分でない。安全フレームに対する関心はうすい。
日内リズムの知識は全くない。作業中の休憩, 午睡は80%の人が実行している。
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