日本臨床外科学会雑誌
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症例
憩室炎によるS状結腸膀胱瘻の2例
伊藤 勝彦石井 隆之大多和 哲清水 善明近藤 英介小川 清
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2007 年 68 巻 3 号 p. 623-627

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抄録
憩室炎によるS状結腸膀胱瘻を2例経験した. 症例1は71歳, 男性. 糞尿にて来院し精査にてS状結腸憩室炎による結腸膀胱瘻と診断して, 入院後中心静脈栄養管理とした. 第19病日目にS状結腸部分切除, 膀胱部分切除を施行. 切除標本にて結腸膀胱瘻が確認された. 術後は順調に経過したが術後第15病日目に間質性肺炎の急性増悪をきたし術後第42病日目に死亡した. 症例2は66歳, 男性. 糞尿にて来院, S状結腸憩室炎による結腸膀胱瘻の診断にてS状結腸部分切除, 膀胱部分切除を施行したが切除標本では瘻孔は閉鎖していた. 術後は順調に経過して退院となった. この2症例において, 特に手術適応に関する検討を行ったので報告する.
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© 2007 日本臨床外科学会
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