日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下胆嚢摘出時に留置したCチューブガイドで切石した総胆管結石の1例
小倉 康裕平野 達也佐田 正之
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キーワード: 総胆管結石, EST, Cチューブ
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2012 年 73 巻 5 号 p. 1222-1227

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抄録
症例は83歳,女性.腹部US・CT検査にて径10mm大の総胆管拡張を認め,総胆管内に約7mmの結石を2個認めた.また胆嚢は壁肥厚なく,約10mm大の胆嚢結石を3個認めた.まず総胆管結石症に対し内視鏡的乳頭切開術を試みたが,十二指腸乳頭部近傍に憩室を認め選択的胆管挿入が困難であった.その為,腹腔鏡下胆嚢摘出術施行時に胆嚢管にCチューブを留置し,術後2日目にCチューブよりガイドワイヤーを十二指腸内へ誘導し,内視鏡的に選択的胆管挿入を行い切石しえた.術後3日目,造影検査にて総胆管結石の残存がないことを確認後,Cチューブを抜去した.本症例のように胆嚢結石を伴う総胆管結石症に対して,内視鏡的胆管挿入が困難であっても,腹腔鏡下胆嚢摘出術時に胆嚢管にCチューブを留置し,術後にガイドワイヤー下に内視鏡的乳頭切開術および切石術を施行する手技は有用であると考えられた.
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© 2012 日本臨床外科学会
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