2016 年 55 巻 4 号 p. 224-230
目的 : リンパ節の穿刺吸引細胞診に迅速細胞診検査を併用することで, 確定診断を目的とした組織採取を迅速に施行することが可能か検討を行った.
方法 : 頸部リンパ節の穿刺吸引細胞診が行われた後にリンパ節摘出術が施行された 27 例を対象とし, 迅速細胞診検査の導入前後で穿刺吸引細胞診施行からリンパ節摘出までの日数, 細胞診と組織診の結果の比較を行った.
成績 : 穿刺吸引細胞診施行からリンパ節摘出までの日数の比較は, 導入後の群で優位に短期間であった. また, 細胞診と組織診の結果の比較では, 導入前の正診率が 90%で導入後の正診率が 88.2%であった.
結論 : リンパ節の穿刺吸引細胞診に迅速細胞診検査を併用することで, 必要に応じ迅速な組織採取が施行され, 迅速な治療に繋がると思われた.