日本臨床細胞学会雑誌
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検査センターにおける細胞診自動化の現状と将来像について
上野 喜三郎長谷部 鏡子大塚 重則山内 一弘田中 昇西田 浩
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2001 年 40 巻 2 号 p. 211-215

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抄録
目的:コンピューター技術の急速な進歩に伴い画像解析技術が進み, 細胞診の自動スクリーニング装置が開発されてきている. 自動スクリーニング装置の導入目的として,「精度の向上」と「省力化」が求められる. わが国においては2000年に日本臨床細胞学会から陰性標本の10%以上のダブルチェックの必要性と署名の励行について見解が表明されたが, われわれの施設は1993年にCollege of American Pathologists (CAP) の認定を得たためCAPの精度管理基準に従っている. その精度管理基準により婦人科の陰性標本の10%以上を再検することが義務づけられている. そこでわれわれは, 1995年米国Food and Drug Administration (FDA) により認可された婦人科細胞診自動スクリーニング装置 (Auto Pap) を導入し1998年から精度管理を目的としたrescreening用としてroutineに使用し成果を上げている. さらに同装置は1998年に一次スクリーニング用として75%の再検必要率値の条件でFood and Drug Administration (FDA) に承認された. その一次スクリーニング用としての可能性も求め検討してきたので報告する.
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