日本臨床細胞学会雑誌
Online ISSN : 1882-7233
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40 巻 , 2 号
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  • 白井 貴子, Haruko JIMBO, Koji MATSUMOTO, Takahiro KASAMATSU, Michiko TAKAH ...
    2001 年 40 巻 2 号 p. 107-113
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:子宮頸部上皮内腫瘍 (CIN III) 合併妊婦に妊娠中, 円錐切除術を施行せずに経過観察が可能かどうかを検討した.
    症例と方法:症例は1992年から1998年までに当科で治療したCINIII合併妊婦9例について検討した. 初診時に全症例について細胞診, コルポ診, 狙い組織診を施行した. 妊娠中円錐切除術なしに経過観察を希望した患者には, この3方法を妊娠中および分娩後に施行した. 円錐切除術と蒸散術はYAGレーザーを使用した.
    結果:妊娠中円錐切除術をせずに経過観察をした症例は7例である. これら7例のうち5例は円錐切除術を, 2例は腹式単純子宮全摘術を分娩後に受けた. この7例の子宮頸部の臨床的, 細胞組織学的所見は手術時まで継続し, 微小浸潤癌は発見されなかった. 全例とも正常分娩をしている. 他の2例には妊娠中に円錐切除術を施行しており, 初回の生検標本で, 1例には高度異型上皮が, もう1例には上皮内腺癌が認められた.
    結論:CINIII合併妊婦は妊娠中, 分娩後も, 細胞診・コルポ診・組織診を組み合わせた検査により安全に経過観察ができる. ただし, 細胞組織学的に頸部腺系病変を疑う症例においては, さらなる検討が必要であると考えられる.
  • 梅澤 敬, 春間 節子, 金綱 友木子, 宮沢 善夫, 加藤 弘之, 山口 裕, 遠藤 泰彦, 安田 允
    2001 年 40 巻 2 号 p. 114-120
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:子宮頸部に原発したすりガラス細胞癌の細胞学的特徴の把握と細胞診による診断基準の向上を目的に細胞学的検討を行った.
    方法:1994年~2000年の7年間に慈恵医大附属柏病院の産婦人科で治療を受けた, 子宮頸部原発すりガラス細胞癌の6例を対象とした. 年齢は平均54.5歳 (38~75歳), ともに不正出血を主訴に来院した. 採取方法は6例とも子宮腔部から綿棒擦過により採取し, 各細胞診標本を検討した結果, 以下の知見が得られた.
    成績:術前の子宮腔部擦過細胞診にて症例1, 2は大型の非角化型扁平上皮癌, 他はすりガラス細胞癌と診断した. Retrospectiveに行った細胞形態的検討より, 6例のすりガラス細胞癌に共通した以下6つの特徴的な細胞診所見を見い出せた.(1) 核は大型円形あるいは類円形, 核縁は円滑で肥厚し核型不整は乏しい.(2) クロマチンパターンは粗大顆粒状で不均等に分布.(3) 単一で円形あるいは不整形で数個の明瞭な核小体.(4) 細胞質は豊富で多辺形, 微細顆粒状.(5) 多核巨細胞の混在と多形性が目立った.(6) 角化異常細胞, 腺管構造は認めないであった.
    結論:細胞学的形態は組織学的所見を裏付けるものであり, 以上の詳細な細胞形態の認識とすりガラス細胞癌の疾患概念をもっことで, 細胞診によって推定することが可能と思われた.
  • 赤星 誠, 渡辺 純, 藤沢 武志, 服部 学, 大野 英治, 蔵本 博行
    2001 年 40 巻 2 号 p. 121-127
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:子宮内膜癌におけるcyclin dependent kinase2 (cdk2) とKi-67の発現を腫瘍組織分化度およびp53発現と比較して免疫組織化学的に検討した.
    方法:子宮内膜腺癌, 類内膜型104症例 (高分化型 (G1) 69症例, 中分化型 (G2) 24症例, 低分化型 (G3) 11症例) を対象とした. 免疫染色はLabeled Streptavidin Biotin法で行い, 陽性率と陽性細胞の分布による染色様式を設定した.
    成績:cdk2, Ki-67およびp53タンパクはすべて核に陽性所見を示した. 腫瘍分化度ごとの陽性率は, cdk2ではG1で10.9±14.3%, G2で18.4±16.2%, G3で25.6±22.8%, Ki-67ではそれぞれ50.1±23.9%, 53.6±19.9%, 66.3±17.4%であった. cdk2ではG1とG2, G1とG3で, Ki-67ではG1とG3, G2とG3で, 低分化ほど陽性率は有意に高かった. cdk2とp53の間でも有意な正の相関を認めた. cdk2の染色様式はG1でsporadic, G2でpartialが有意に多く, cdk2, Ki-67ともに低分化ほどdiffuseとなる傾向を示した.
    結論:子宮内膜癌において, 腫瘍細胞の分化度が低下し悪性度が増すとcdk2およびKi-67の発現は増加し, さらに染色様式もdiffuseとなる傾向が示された.
  • 加藤 友康, 清水 かほり, 荒井 祐司, 手島 英雄, 梅澤 聡, 清水 敬生, 都竹 正文, 山内 一弘, 荷見 勝彦
    2001 年 40 巻 2 号 p. 128-133
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:III, IV期上皮性卵巣癌の腹水細胞診における各組織型に特徴的な集塊に注目し, 腹水細胞診による組織型推定の可能性を検討した.
    方法:1991年から1996年までに腹水細胞診を施行したIII, IV期卵巣癌91例のPapanicolaou染色標本を対象とした.
    成績:腹水細胞診陽性は67例 (74%) あり, 組織型別では漿液性腺癌が54例中44例 (82%), 明細胞腺癌が18例中14例 (78%), 粘液性腺癌が12例中7例 (58%), 類内膜腺癌が7例中2例 (29%) であった. 漿液性腺癌の特徴は100個以上の小型細胞から成る大型の乳頭状集塊で33例 (75%) にみられ, うち16例 (49%) はその集塊内に砂粒体を伴っていた. 明細胞腺癌では, 14例中10例 (71%) にmirror ball patternを示す集塊, 8例 (56%) に間質の石灰化を認めた. 粘液性腺癌ではシート状の集塊と細胞質内の粘液が全例にみられた. 類内膜腺癌の特徴は管腔状集塊であった. 上記の特徴的集塊の出現頻度は67例中52例 (78%) であった.
    結論:腹水細胞診はIII, IV期上皮性卵巣癌の組織型推定に有用と考えられた.
  • 早坂 綾子, 辻 忠克, 中尾 祥子, 寺田 修治, 大崎 能伸
    2001 年 40 巻 2 号 p. 134-138
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:喀出された腫瘍片の細胞診, 組織診で異型間質細胞を認めた肺小細胞癌の1例を経験した.
    症例:76歳の男性. 右肺下葉の結節性陰影と縦隔リンパ節の腫大を認めたため肺悪性腫瘍が疑われた. 喀痰採取時に組織片を喀出し, それを検体として細胞診, 病理組織診を行った. 細胞診では壊死性物質を背景に, 小型で裸核状の腫瘍細胞が木目込み配列を伴った結合性の弱い細胞集塊として多数出現しており肺小細胞癌を疑った.同時に紡錘形異型細胞や多核の巨細胞を多数認めた. これらの異型細胞は抗NSE抗体では染色されなかった. 組織像では紡錘形異型細胞を小型の腫瘍細胞巣の周囲に認めた. この紡錘形細胞は抗NCAM抗体では染色されず, 抗vimentin抗体, 抗actin抗体で一部の細胞が染色された.
    結論:細胞診に出現していた紡錘形異型細胞や多核巨細胞は, 腫瘍周囲に増生し異型を示した線維芽細胞と筋線維芽細胞と考えられた.
  • 佐藤 信也, 鍋島 一樹, 佐藤 勇一郎, 大野 招伸, 日野浦 雄之, 鮫島 哲朗, 河野 正
    2001 年 40 巻 2 号 p. 139-143
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:頭蓋内原発の軟骨肉腫はまれな腫瘍で, 多くは頭蓋底に発生する. 組織像が通常の脊索腫や軟骨腫様脊索腫に類似し, 鑑別診断の困難な場合があるが, 両腫瘍の予後は大きく異なり, その鑑別は臨床上重要である. 頭蓋底原発軟骨肉腫の1例を, 過去に経験した脊索腫9例, 軟骨腫様脊索腫1例との比較を通して, その細胞像と鑑別点について報告する.
    症例:症例は26歳男性, 近医にてトルコ鞍背側~右側頭骨内側部にかけて腫瘍を指摘され, 当院脳神経外科にて腫瘍切除術を受けた. 術中細胞診では, 粘液様物質を背景に腫瘍細胞が散在性に出現し, 核は小型で円形から卵円形, 核の腫大や二核も認めた. 軟骨への分化を示唆する1acunar structureを認めたが, 軟骨腫様脊索腫にみられる上皮様細胞接着や典型的な担空胞細胞 (physaliphorous cells) は認められず, 軟骨肉腫と診断した. 術後の組織所見, 免疫染色所見 (S-100蛋白+, Vimentin+, EMA-, Cytokeratins-) もこれを支持した.
    結論:粘液様背景や軟骨への分化を正確に捉え, さらに細胞間接着性を詳細に観察すれば, 脊索腫, 軟骨腫様脊索腫との細胞診による鑑別も可能と考えた.
  • 保坂 直樹, 小川 勝, 松本 敏男, 大垣 日登美, 池原 進
    2001 年 40 巻 2 号 p. 144-148
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:Anaplastic large cell lymphoma (ALCL) と結節硬化 (NS) 型Hodgkin病 (HD) の2例を経験した. 両者は免疫組織学的手法を用いれば鑑別可能であるが, 病理組織像だけでは鑑別が難しいとされる. われわれは両症例のリンパ節捺印標本において, 腫瘍細胞像の比較を試みた.
    結果:1) ALCLは腫瘍細胞同士が結合し集塊を形成していたが, NS型HDでは腫瘍細胞 (lacunar細胞) は小リンパ球などの炎症性細胞を背景に散在性に出現していた. 2) ALCLの腫瘍細胞は大型であるものの比較的均一で, NS型HDのlacunar細胞の方が巨大で大小不同が著明であった. 3) 核の多型性や核クロマチンの濃染もlacunar細胞の方が目立っていた. 4) ALCLにも二核のReed-Sternberg (RS) 細胞様細胞を認めた. しかしNS型HDにみられるHodgkin細胞やRS細胞の方がより大型であり, 核小体周囲明庭 (perinucleolar halo) を伴っていた. 5) 典型的なドーナッツ状核の腫瘍細胞はALCLに多くみられたが, NS型HDではほとんどみられなかった.
    結論:以上の2例の相違点は, 細胞像から両者の鑑別を行う上での重要所見になりうるのではないかと考えられた.
  • 池田 栄二, 阿部 仁, 潮見 隆之, 吉田 一成
    2001 年 40 巻 2 号 p. 149-152
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:頭蓋内原発血管外皮腫の1例を経験し, 捺印細胞診像を検索したのでその特徴につき報告する.
    症例:28歳, 男性. 約半年の経過で視野狭窄が進行し, 頭痛, 嘔吐を認めた. 画像所見上, 右頭頂後頭部に, 硬膜に接した最大径6cmの分葉状, 血管豊富な腫瘍を認めた. 切除検体からの捺印細胞診では, 2種類の細胞からなる重積性のある細胞集塊を認めた. 楕円形核を持つ細胞は, 重積傾向が目立ち, 核縁が軽度不整で粗穎粒状クロマチンを有していた. もう一方の長円形核を持っ細胞は, 長軸方向に一列に配列し, 血管と考えられる管腔を形成, 核縁整で微細穎粒状クロマチンを有していた. 免疫染色にて, 管腔を形成する細胞はCD34陽性であった. 病理組織学的検索では, 腫瘍内には分岐する多数のスリット状血管腔を認め, 特徴的な鹿の角状の血管もみられた. 血管問に円形から卵円形腫瘍細胞の充実性増生が認められ, 同部には細胞周囲性に細網線維網形成を伴っていた. さらに免疫組織学的検索を行い, 血管外皮腫と診断した.
    結論:本症例の捺印細胞診では, 細胞集塊内に分岐する血管が明瞭に描出された. この所見は, 血管外皮腫の特徴である分岐状血管を伴った腫瘍細胞の増生を明確に示すものであり, 診断的価値が高いと考えた.
  • 池内 清美, 谷本 博利, 佐々木 真紀子, 竿尾 光祐, 小野 幸子, 久住 一郎
    2001 年 40 巻 2 号 p. 153-157
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:転移病巣が癌腫成分で構成され腹水細胞診でも上皮成分のみを示した子宮体部癌肉腫の1例を経験したので報告する.
    症例:症例は52歳, 2経妊2経産, 閉経51歳. 不正出血を主訴に当院を受診した. 子宮内膜細胞診は腺癌細胞と非上皮性の腫瘍を疑う異型細胞がみられClass V, 内膜組織診にて子宮体部異所性癌肉腫と診断された. 術後検索では骨盤リンパ節に癌腫の転移を認め, 腹水細胞診でも上皮成分のみを示していた. 臨床進行期IIIC期にて術後化学療法施行し, 外来観察を行っていたが肝転移による肝不全のため死亡した. 剖検所見では肝転移および播種転移巣の大部分は扁平上皮癌であり肉腫成分は認められなかった.
    結論:子宮体部癌肉腫の各腫瘍成分の性格には多くの因子が複雑に関与しており, 腫瘍本体からのcellsheddingにおいては癌腫と肉腫で異なる機序が存在すると思われた.
  • 阿部 和子, 木村 伯子, 遠藤 のり子, 高島 且統, 遊佐 敏春, 森 俊彦
    2001 年 40 巻 2 号 p. 158-162
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:子宮頸部腺癌は発見時に臨床病気の進んだものが多いが, 早期に発見されるためにはその細胞像の特徴を明らかにする必要がある. 特に非浸潤性子宮頸部Villoglandular papillaryadenocarcinoma (VGA) は頻度が低いため, 細胞診検体に遭遇する機会が少ない. 今回われわれは非浸潤性子宮頸部VGAの2例を経験したので, 進行性の浸潤性頸部腺癌の細胞像と比較検討して報告する.
    症例:症例1; 33歳, 尖圭コンジローマの治療中に細胞診の異常を指摘された. 細胞所見は壊死性背景はみられず, N/C比大の小型細胞が乳頭状集塊で多数出現, 核異型は弱くClass IVと判定. 組織診で非浸潤性のVGAと診断された. 症例2; 37歳, 下腹部~腰部にかけての重苦感を主訴として受診. 細胞所見は症例1と似た小型細胞が大型の乳頭状集塊で出現, また腺腔形成がみられるのもありClass IVと判定, 組織診断はVGA+神経内分泌細胞癌だった.
    結論:非浸潤性のVGAは腫瘍性背景を伴わず, 小型の細胞が結合の強い乳頭状集塊で出現し, 核異型は弱いが核問距離が不整で, 核の不規則な重積が特徴である.
  • 福田 耕一
    2001 年 40 巻 2 号 p. 163-169
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:米国は国内を騒然とさせたPapscandalに対して細胞診精度管理改善を目的としてベセスダで開催された子宮頸部・膣部細胞診断に関するワークショップの結論を新しい細胞診断報告様式, すなわち1988年ベセスダ・システム (The Bethesda System=TBS) として公表した. TBSは1991年の改訂を経て, 2001年に再度見直しが予定されている.
    結果:TBSはHPV感染を頸部病変の根底におき, 特徴として従来のCIN (cervical intraepithelialneoplasia) 三段階分類をlow grade & highgrade SIL (Squamous intraepitheliallesion) の二段階分i類としたことである. さらに上皮細胞異常で意義不明な異型扁平上皮細胞をASCUS (atypical squamous cells of undetermined significance), また意義不明な異型腺細胞をAGUS (atypical glandular cells of undetermined significance) として新たな概念を提起した. TBS発足以来, 多数の報告からASCUSよりもAGUSの方により重要な臨床的意義があることが示唆されている.
    結論:TBSの基本概念は細胞診精度管理の向上だが, 細胞診の本質的性格がスクリーニングである以上誤陰性は生じ得る. しかし頸部細胞診はかつて考案されたどの方法よりも, より安価で, より信頼性のあるスクリーニング法であること, そして大きな診断ミスはまれであり, 年一回の細胞検査を受けることの重要性を患者を含めて, 研修医, 臨床医に再教育していく必要があろう.
  • 野澤 志朗
    2001 年 40 巻 2 号 p. 170
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 山片 重房
    2001 年 40 巻 2 号 p. 171
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 田中 昇
    2001 年 40 巻 2 号 p. 172-175
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    Wied stated in the Monograph “Cytopathology of The Uterine Cervix” Ed. Meisels and Morine, ASCP Press, that “Some tests are still going on, but they are essentially using the same old technology of the 1960 s and the 1970 s”. He evaluated the CYBEST, which we developed in 1972-1982 to be as the sublime system in the world up to the present time. The Neo Path engineering staff who developed Auto Pap, before accepted as the automated screeing system by FAD, officially offered at the meeting in Tokyo that know-how employed in CYBEST is employed in various stages of Auto Pap. This reflects Wied's description. The author presented technical know-how of the CYBEST including software program employing in CYBEST in this session. This must give significant and instructive informations for users of automation systems. Auto Map was developed in Auto Pap at our strong suggestion, following CYBEST 10 cell system. Thus, this may also give variable suggestions for the future improvement.
  • 長谷川 壽彦, 武智 昭和
    2001 年 40 巻 2 号 p. 176
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • David C. Wilbur
    2001 年 40 巻 2 号 p. 177-178
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 粥川 敦
    2001 年 40 巻 2 号 p. 179-180
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • Steve G. Silverberg
    2001 年 40 巻 2 号 p. 181-183
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • James Linder
    2001 年 40 巻 2 号 p. 184-185
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 團野 誠, 山内 一弘
    2001 年 40 巻 2 号 p. 186
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 奥原 俊彦, 河口 幸博, 内藤 雅嗣, 高橋 正宜
    2001 年 40 巻 2 号 p. 187-192
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:婦人科細胞診を自動化するにはまず, 標本の標準化が必要不可欠であると考え, 採取検体をアルコールベースの固定液に直接採取するLiquid Based Cytology (LBC) の検証を行った.
    方法:従来塗抹をしたのち, 採取器具を固定液で洗浄し, 細胞をスライドガラスに薄く均一に塗抹するThin-layer標本 (Cyto Rich標本) の検体とした. 特殊なフィルター (Cyringe) を通じて細胞を分散させ, 密度勾配法を用いて細胞を集約した後Cyto Richi標本を作製し, 従来標本との比較検証を行った.
    成績:作製標本の固定状態, 塗抹状態はきわめて良好であった. 従来法との相関は良好で病原体などの観察も容易であった. 検討した症例242例で疑陽性以上の症例は9症例で, 不一致例は認められなかった. その内, 扁平上皮癌症例においては従来塗抹標本よりも異型細胞の出現量が多く認められた.
    結論:Cyto Rich標本を作製することによって標準化された標本作製が可能となった. また, 密度勾配法により, 炎症細胞や細胞破片などの不要なものが一定量除去され, 鏡検しやすい標本が得られ高精度の検査が可能となった.
  • 井筒 俊彦, 小見 英夫, 川原 寿緒, 庄子 忠宏, 利部 輝雄, 外舘 明彦, 門脇 成子, 熊谷 裕子
    2001 年 40 巻 2 号 p. 193-199
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:CAS200画像解析装置およびAutopapシステムを用いて子宮頸癌細胞診自動化スクリーニングの基礎的検討を行った.
    方法:子宮頸癌集団検診受診者, 1481例より子宮頸部搾過検体を採取し標本を作製した. 作製した標本をCAS200画像解析装置にて測定し, 測定結果を日本臨床細胞学会認定細胞検査士によって判定された細胞診判定結果と比較検討した. 次いで日本臨床細胞学会認定細胞検査士が鏡検し, すでに結果が判明している集団検診検体3232検体に対し, AutopapシステムのPrimary Screening用programを用いて検査対象の75%を要再検 (PS-Review) とする設定により検討を行った.
    成績:CAS200画像解析装置を用いて子宮頸癌集団検診受診者, 計1481例に対し子宮頸癌細胞診自動化スクリーニングを行った結果, 正診率は87.0%, 偽陽性率は13.7%であり, 偽陰性率は4.4%であった.
    Autopapにより測定された全検体数は, 3232検体であり, この中で測定可能検体は, 2741検体 (84.8%), 測定不能検体は491検体 (15.2%) であった. 測定可能であった2741検体の内, No Further Reviewと判定された検体は, 540検体 (19.7%) であり, CT Reviewと判定された検体は, 2201検体 (80.3%) であった. CT Review2201検体におけるランキング別の陰性, 陽性検体の割合は, それぞれ陰性2181検体 (99.1%) と陽性22検体 (0.9%) であった. しかし, 22検体中におけるClass VあるいはClass IIIaと判定された2検体は低いランクにとどまった.
    結論:Autopapシステムによる子宮頸癌細胞診自動化スクリーニングのためには, 1) 測定不能検体を少なくするためのより良い標本作成法の開発, 2) ソフトの改変による『しきい値』の改善 (50%以下), 3) 細胞診の異型度とAutopapのランキングの相関性についての検討が必要であると考えられた.
  • 植田 政嗣, 植木 實, 森川 政夫, 清水 章, 布引 治, 野田 定, 西田 浩
    2001 年 40 巻 2 号 p. 200-203
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:子宮頸癌細胞診の精度管理における自動化システムの有用性について検討した.
    方法:陰性頸部細胞診標本816例上細胞診自動診断装置AutoPapで再評価した. また, わが国におけるAutoPapを用いた頸部細胞診の精度管理状況上把握するために, 過去3年間に臨床細胞学会で報告された本邦5施設の成績を集計した.
    成績:816例を閾値20%で評価した結果, 再検不要633例 (77.6%), 要再検99例 (12.1%), 塗抹細胞量不足18例 (2.2%), 標本不備66例 (8.1%) であった. 要再検99例をPapMap (AutoPapが示す注目すべき細胞の位置) を併用して再検鏡したところ, 97例は陰性で, 57例は軽度の炎症のみ, 他は老人性変化, 化生細胞, 重積性の著明な頸管腺細胞, 修復細胞, ASCUSなどがみられた. また2例に軽度異形成が検出され, スクリーニングエラーと考えられた. 標本不備の66例は, 大部分が染色性不良と標本上のゴミが原因であった. 一方, 本邦5施設における精度管理では, 総計8468枚の陰性標本から16枚 (0.19%) のスクリーニングエラーが検出された. これは米国の大手検査機関と比べてもきわめて優れた成績であり, 本邦の細胞検査士による1次スクリーニングの優秀性と同時に, AutoPapの精度管理への適用の妥当性を示すものと思われた.
    結論:AutoPapは精度管理用装置として有用と考えられた.
  • 中山 啓三
    2001 年 40 巻 2 号 p. 204-210
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:子宮頸部の従来法作製標本を用い細胞診自動スクリーニング支援機AutoPap (以下AP) のprimaryscreening (以下PS) 機としての可能性や性能を細胞検査士 (CT) の判断と比較しPS機としての信頼性や問題点を分析検討した.
    方法:reviewrate (以下RR) 75%で日常業務の3,410件を測定. さらに89.7%の陽性・疑陽性例を含む175件を用いRR75%と50%で二重に測定しCTの判断と比較検討した.
    結果:日常業務3,410件の測定結果はRR75%で再検不要例中にクラスIIIa以上は認めず, 高率に陽性・疑陽性例を含む測定結果はRR75%で再検不要例中にクラスIIIaを1件認めその標本は退色傾向を認めた. RR50%ではクラスIIIaを5件, IIIbを2件認めたが, 異常細胞数少数例や集塊でのみの出現など標本作製上の要因も考えられた. 悪性例は1件も認めなかった.
    結論:APRR75%で従来法作製標本は使用可能と考えられた. またRR50%として従来標本に利用した場合もクラスIV以上の標本を見落とすことはなかったが, 再検不要とする群にクラスIII症例が混入する可能性もあった.
    APの性能は平面的で均一な塗抹, 的確な湿潤固定がされた標本ほどCTの判断と一致し, その能力が発揮される傾向を認めた. 頸部スミアの液状保存液や自動標本作製装置などを用いた標本作製法の改善がAP, CT両者の精度を高める手段として有用と考えられる.
  • 上野 喜三郎, 長谷部 鏡子, 大塚 重則, 山内 一弘, 田中 昇, 西田 浩
    2001 年 40 巻 2 号 p. 211-215
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:コンピューター技術の急速な進歩に伴い画像解析技術が進み, 細胞診の自動スクリーニング装置が開発されてきている. 自動スクリーニング装置の導入目的として,「精度の向上」と「省力化」が求められる. わが国においては2000年に日本臨床細胞学会から陰性標本の10%以上のダブルチェックの必要性と署名の励行について見解が表明されたが, われわれの施設は1993年にCollege of American Pathologists (CAP) の認定を得たためCAPの精度管理基準に従っている. その精度管理基準により婦人科の陰性標本の10%以上を再検することが義務づけられている. そこでわれわれは, 1995年米国Food and Drug Administration (FDA) により認可された婦人科細胞診自動スクリーニング装置 (Auto Pap) を導入し1998年から精度管理を目的としたrescreening用としてroutineに使用し成果を上げている. さらに同装置は1998年に一次スクリーニング用として75%の再検必要率値の条件でFood and Drug Administration (FDA) に承認された. その一次スクリーニング用としての可能性も求め検討してきたので報告する.
  • 高松 潔, 照井 仁美, 長島 義男, 齊藤 深雪, 太田 博明, 野澤 志朗, 向井 萬起男
    2001 年 40 巻 2 号 p. 216-223
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的および方法:1050例の子宮頸部擦過細胞診において, ブルームブラシにて細胞採取しモノレイヤー標本自動作製装置ThinPrep processor (Cytyc Corporation, USA) を用いたThinPrep標本を従来法である綿棒塗抹標本と比較し, モノレイヤー標本の本邦における有用性を検討した.
    成績:ThinPrep標本と従来標本の判定一致率は98.1%(1030/1050例) であり, 特にClass IVあるいはVにおける扁平上皮系の病変では100%であった.ThinPrep標本の長所としては,(1) 背景がきれいで細胞の重積性が少ない均一な標本が得られる,(2) 鏡検範囲が狭く, 鏡検時間が短縮する,(3) 従来の細胞診断基準を変えることなく判定が可能,(4) 検体が保存できる,(5) 検体の運搬が容易, などが挙げられた. さらに同一検体から自動化に適した細胞診検体を多数作製可能であるため, 免疫細胞化学や診断の自動化, 遺伝子検索といった今後導入されるであろう新しい診断法への対応に適した方法であると考えられた.一方, ThinPrep標本の欠点としては,(1) 核クロマチンがやや淡染化する,(2) 標本作製に手間と時間がかかる,(3) 液状検体の保存場所が必要,(4) 検体作製コストが高い,(5) 綿棒採取は適さない,(6) 子宮頸部以外における細胞検体での検討が少ないこと, が挙げられた.
    結論:モノレイヤー標本は有用であり, 将来本邦においても普及して良い方法であると考えられる.
  • 荒井 博, 苅込 敏雄, 城前 大五郎, 中 英男
    2001 年 40 巻 2 号 p. 224-225
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    A 71-year-old woman noticed a solid mass in her right breast and visited our hospital. The mass was diagnosed as apocrine carcinoma and tumor cells contained a large number of 3-37 km intracytoplasmic lumina (ICL) in the cytoplasm. Immunohistochemically, GCDFP-15, EMA, and keratin were positive in tumor cells, but CD 68 was negative.
  • 小山 英之, 石原 明徳, 上森 昭, 中村 豊, 木村 多美子
    2001 年 40 巻 2 号 p. 226-227
    発行日: 2001/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    We report a case of a 56 year-old woman with stromal sarcoma of the right breast. Macroscopically, the tumor occupied almost of the right breast with crater-like necrosis and hemorrhage. Histologically, spindle tumor cells were closely arranged in a herring-hone pattern. Immunohistochemically, tumor cells were stained with antivimentin. Cytologically, spindle tumor cells showing loosely arranged clusters. Tumor cells consisted of oval or spindle nuclei with a few mitotic figures. These tumor cells had no pleomorphic characteristics. The woman died of respiratory failure and had hypoglycemic attacks in the last few weeks of life.
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