日本小児外科学会雑誌
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症例報告
腹腔鏡補助下腹壁縫縮術を行った部分欠損型prune belly 症候群の 1 例
杉山 彰英漆原 直人福本 弘二福澤 宏明渡邊 健太郎光永 眞貴草深 純一青葉 剛三宅 啓
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2013 年 49 巻 1 号 p. 48-51

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抄録
Prune belly 症候群(本症)に対する腹壁形成術の報告は稀である.今回,我々は腹腔鏡補助下 Firlit 法による腹壁形成術を行った本症の 1 例を経験したので報告する.症例は 12 歳,男児.右側腹部に約 20 cm 大の膨隆を認めた.手術は臍部から5 mm トロッカーを挿入し,10 mmHg で気腹し,腹壁形成不全部の範囲を確認した.気腹下に右側腹の膨隆部に縦の皮膚切開を置き,筋組織が存在する部位まで皮下を剥離した.腹壁の縫縮は腱膜をアリス鉗子で把持牽引しながら,0 号非吸収編糸で水平マットレス縫合した後に,縫縮部の頂点同士を折りたたむように縫合した.腱膜の把持,縫合は腹腔内臓器を損傷しないように腹腔鏡観察下に行った.術後,創の一部に壊死を認めたが,自然軽快した.本術式は気腹により腹壁筋形成不全部の範囲が明瞭となるのみならず,腹腔鏡観察により腹腔内臓器を損傷することなく安全に縫縮でき有用であった.
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