抄録
本報告は,新潟県内の海岸において埋土種子から発芽する海浜植物の生育の促進を目的として,植生基盤を砂浜に埋設し緑化試験を行ったものである。植物の栄養分として廃菌床,及び養分をコントロールする資材として有機酸によって未分解の有機物を養生することによって生産された人工腐植 1) を混合したバーク系資材(以下人工腐植と記す)の二つの資材を用い,その配合を変えた資材を一定の厚みを持って砂浜に埋設することで海浜植生の生育の変化を検証した。海浜に埋設する手法については,混合資材をそのままの状態で埋設する手法に加えて,麻等のバック状の形態とすることで植生の基盤として機能保持ができるか検証している。