抄録
地域住民による公共緑地空間の病虫害管理の可能性を検討することを目的として行政に対して聞き取り調査を実施,また地域住民に対して質問紙調査及び視覚的判断調査を実施した。その結果,行政は病害虫の早期発見は望むが地域住民が参加することによる情報の混乱が発生するのではないかと懸念を抱いていること,また地域住民においても街の景観保全のために病虫害管理に参加への意識は高いが,病虫害に対する知識不足による不安があること,また視覚的判断調査よりウドンコ病においては正答率が 75 % と高いのに対して花腐菌核菌病,てんぐ巣病においては正答率が低いことが明らかとなった。