愛媛県今治市の標高 357 mの笠松山は,平成 21年 8月 24日発生した火災で山林約 107 haを焼失した。翌年の春に火災跡地の約 1 haにくらげチップ区施用区や無施用区(対照区)等を配置し,それぞれの試験区にアカマツ,コナラ,クヌギ及びヤマザクラの 4種を合計 600本植栽し,森林再生を試みている。ここでは 9年経過後の生育状況の調査を実施し,くらげチップの効果について検討した。その結果,全ての樹種の樹高において,くらげチップ施用区と無施用区との間には,0.1から 1%レベルで有意差が認められ,引き続き,クラゲチップ施用の効果が確認された。しかし,その樹高伸長率は,鈍化傾向になっており,再施用の時期の検討に入る必要性が示唆された。