2019 年 45 巻 1 号 p. 9-14
本研究では,土質の違いが植物根系の補強効果に与える影響を明らかにするため,火山灰質砂質土と火山灰質粘性土の土供試体に外来草本植物(KBG)の種子を散種して根系を生育・発達させ,低鉛直応力で定圧一面せん断試験を実施した。また,土質の違いだけでなく,根系の補強効果に影響を与えると考えられる生育期間や凍結融解履歴といった要因についてもあわせて検討した。この結果,土質の違いに関わらず,土供試体中に伸長・発達した多数の根系は土の靭性を向上させていることが明らかとなった。また,植物根系を含む土供試体のせん断強度に対する凍結融解履歴の影響は,土質によって異なることも確認された。