2022 年 48 巻 1 号 p. 9-14
壁面緑化は都市におけるヒートアイランド現象の緩和,緑化空間の形成,低炭素化など様々な機能を有する。壁面緑化の多面的機能を評価する手法が建築分野で望まれている。本研究では壁面緑化の植物形態に注目し,混植されている壁面緑化の葉の枚数と葉面積を深層学習で自動推定した。植物形態を計測できる地上レーザーからパノラマ距離画像を作成し,葉の有無や枚数といった深層学習に必要な入力データを準備した。葉の有無については90%の正確性,枚数については72%の正確性で推定できるモデルを作成できた。さらにすべての葉を採取して実測した葉面積と比較し,27%の誤差で壁面緑化の葉面積を推定できた。