帯広市東部と士幌町で常緑樹耕地防風林の現況を調査した。樹高7 m以上の耕地防風林の切れ目率は,トドマツが最も高く,次いでアカエゾマツが高く,チョウセンゴヨウで非常に低かった。樹高7 m未満の耕地防風林の平均欠株率は,アカエゾマツで非常に高く,次いでトドマツで高かった。文献調査から冬期乾燥害に対してアカエゾマツは非常に弱く,トドマツは弱く,チョウセンゴヨウはやや強い可能性があると考えられた。欠株率や切れ目率は樹種による冬期乾燥害への耐性を反映していると考えられた。チョウセンゴヨウ耕地防風林は切れ目ができずに成林する可能性が高い。切れ目ができた場合はチョウセンゴヨウの補植が望ましいと考えられた。