日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
肘頭脱臼骨折に対する治療成績
関根 巧也大村 泰人上原 浩介門野 夕峰
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2025 年 42 巻 2 号 p. 149-152

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抄録

肘頭脱臼骨折は,脱臼方向や近位橈尺関節損傷の有無,靱帯損傷の合併など病態は多様であり,診断や治療は容易でない.当院で手術した肘頭脱臼骨折4 例の治療成績を報告する.対象期間は2022 年10 月~2024 年10 月で,男性2 例,女性2 例,手術時平均年齢は70 歳,平均観察期間は18 か月であった.骨折型は森谷今谷分類でA-Ⅰが1 例,P-Ⅱが3 例であった.手術はuniversal posterior approach を基本とし,2 例でKaplan approach を併用した.尺骨骨折は全例にplate 固定を行い,人工橈骨頭置換を2 例,外側側副靱帯縫合を3 例,鉤状突起・関節包pull-out 固定を3 例に行った.最終可動域は屈曲132.5±6.5°,伸展−12.5±9.6°,回内81.3±6.3°,回外83.8±4.8°,JOA-JES スコアは91.5±6.1 点,DASH は11.3±6.5 点,Hand20 は8.6±4.9 点であった.肘頭脱臼骨折において,肘頭骨折部位の把握により橈骨頭再建を同一術野で行えるか推測できる可能性がある.

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