2025 年 42 巻 3 号 p. 352-359
側屈変形を伴う変形性指節関節症に対する矯正骨切り術の治療経験を報告する.対象は5 例5 指で,中指PIP 関節尺屈3 例,母指IP 関節橈屈1 例,示指DIP 関節尺屈1 例であった.骨切りにより側屈変形を矯正し,headless compression screw で固定後,弛緩した側副靭帯を縫縮することで側屈変形,側方不安定性の改善が得られた.側方不安定性の改善により運動時 VAS,pinch力,Hand20,関節面の適合性の改善を認めた.本術式は摘み動作が必要な橈側指に有用と考えられるが,長期的な経過観察が必要である.