N-アシル-L-アスパラギン酸 (CnAsp), N-ドデカノイル-β-アラニン (C12Ala) のゲル状溶液が赤外吸収分光と光学顕微鏡によって研究された。繊維状集合体とその構築機構が議論された。安定化剤として2-エチルヘキシルアミン (2-EHA) を添加した系も調べ, 繊維状集合体に対するその効果を議論した。2-EHAを添加すると, C18Asp繊維は長期にわたって安定であった。アミノ酸界面活性剤中のアミド結合は繊維状集合体, 球状粒子, 結晶のような高次構造の形成に重要な役割をはたした。高温で構築された球状粒子は室温で繊維状集合体に転移する。この機構に対する2種のモデルが提出された。