日本油化学会誌
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ピリジンN-オキシド-SbCl5 (1 : 1) 錯体によるベンゾインの酸化
山本 二郎, 山本 陽平, 和田 健志郎, 佐々木 英人
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1997 年 46 巻 2 号 p. 145-151

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抄録
錯体A, 錯体Bおよび錯体Cはいずれもベンゾインを酸化してベンジルを与え, その酸化活性は次の通りである。
Ph-CH-OH-C=O-PhSb-錯体→Ph-C=O-C=O-Ph
NO2-〓+N-OSbcl5 (錯体 C) >〓+N-OSbCl5 (錯体 A) >CH3-〓+N-OSbCl5 (錯体 B)
錯体Aとベンゾインとの反応に二, 三の第三級アミンを添加したところ, トリベンジルアミンに最も高い反応の促進効果が見られた。
錯体Aによるベンゾインの酸化は, 次の三つの課程で進行すると考えられる。i) 錯体Aによる酸化, ii) 錯体Aから誘導されたα-OSbCl4ピリジンによる酸化およびiii) ピリジンN-オキシドとSbCl3との相互作用による酸化。
i) 〓+N-OSbCl5 ii) 〓-N-OSbCl4 iii) 〓N→o+SbCl3
この論文は, 平成6年3月1日に交通事故で若くして世を去った著者の一人, 故山本陽平氏の霊に捧げるものであります。
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