労働安全衛生研究
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原著論文
プレス作業の労働災害分析と災害防止対策の考察
梅崎 重夫清水 尚憲齋藤 剛
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2008 年 1 巻 2 号 p. 111-118

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抄録
プレス機械による労働災害の大部分は,過去に発生した災害と同一・類似の繰り返し災害である.本来,一度経験した災害は再び繰り返すことのないように抜本的な再発防止対策を講じるべきである.このため,著者らは繰り返し災害である典型的労働災害事例の分析結果を基に,(1)機械安全国際規格である ISO12100 や欧州安全規格である EN692,EN693などに記載された保護方策を日本でも取り入れること,(2)現在問題となっているサーボプレス,プレスブレーキ及び大型プレス機械を対象とした新たな安全システムの開発を進めること,(3)〈1〉安全囲いの標準化や安全囲いを取り外したときはスライドが動かない可動式ガードの採用,〈2〉安全装置を不使用とできるキースイッチや切り替えスイッチの撤去(これが困難な場合は作業主任者による管理の徹底),〈3〉材料の両手保持が必要な作業に利用できる安全装置の採用,〈4〉寸動時でも安全装置を有効とするか寸動は両手操作でなければ行えない方式の採用,〈5〉安全装置の防護高さの確保や側面・下方ガード(光線用)の設置,〈6〉手払い・手引き・手工具を使用しない作業形態の検討などを提案した.以上のような方策によって,現在下げ止まりとなっているプレス災害の大幅な減少が図れると考える.
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© 2008 独立行政法人 労働安全衛生総合研究所
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