労働安全衛生研究
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調査報告
感電死亡災害の現状分析とリスクアセスメントの試み
冨田 一
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2021 年 14 巻 2 号 p. 177-187

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抄録

厚生労働省の死亡災害データベース(平成20~29年)を用いて,業種,事業場規模,電圧,設備別に感電死亡災害の現状分析を行った.その結果,感電死亡災害は建設業,事業場規模では29人以下で多く発生し,低圧が過半数を占め,送配電線での災害が多かった.この傾向は平成4~8年頃の状況と同様であった.感電災害事例に対してリスクアセスメントを適用した結果,ほとんどの感電災害事例では感電防止対策が不十分であり,これらの災害に対してリスク低減措置を施すことによって,感電災害のリスクが低減可能であった.

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© 2021 独立行政法人 労働安全衛生総合研究所
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