抄録
この論文では、青森県を研究対象として、人々の自家用車を利用した買い物行動を分析し、商業活動の最適な空間的配分について検討する。まず第一に、青森県における人々の買い物行動と商業活動の空間的配分の現状を概観する。第二に、自家用車を利用する消費者の買い物行動が発生制約型の空間的相互作用モデルにしたがうものとして、そのパラメータを推定する。第三に、その推定結果を踏まえ、これら消費者にとっての消費者余剰を最大化する問題と総移動距離を最小化する問題を定式化する。最後に、これら最適化問題の解を求め、その結果をもとに、青森県の各市町村に対してどのように商業活動が配分されるべきかを議論する。