抄録
現代の繁華街空間は様々なメディアで溢れている。近年では、建築物の表層や内部の空間においてデジタルサイネージの普及が進んでいる。本研究では、独自のデザインルールをベースとして、地元組織が主体となり都市景観の整備を行っている銀座地区におけるデジタルサイネージの全数調査を通じて、DSの掲出実態に関して以下の2点を明らかにした。(1)デジタルサイネージの分布からみる設置傾向。DSの分布とその設置傾向から、DSは表通りや裏通りなど、その立地ごとに異なる設置傾向をもつということを明らかにした。(2)デジタルサイネージの映像が持つ情報と分布の傾向。DSの映像が持つ情報数と内容の傾向から、DSの映像は設置業種によってその傾向が異なるということを明らかにした。以上から、掲出実態を明らかにし、DSのデザインコントロールにむけた、協議対象や今後の方策について論じている。