2017 年 21 巻 1 号 p. 36-38
認知機能の低下がありながらストーマ造設となった高齢者が増加している近年、在宅退院へ向けストーマ管理を本人と家族だけが行うのではなく、社会資源導入の検討が重要となっている。今回、認知機能低下のある患者とその家族の在宅生活を送りたいという目標に向け、病棟看護師・訪問看護師と段階的に目標を設定し、環境の整備を行った。また、繰り返しの反復練習を本人の理解力に合わせて行うことで便排出が可能となり、自宅退院が可能となった。認知機能の低下がある患者であっても、本人の能力および家族の介護力、思いを見極め退院支援を図ることで在宅への退院は可能である。