日本家禽学会誌
Print ISSN : 0029-0254
未利用エネルギー資源の飼料価値に関する研究
I 油脂の利用可能エネルギーの生物定量法について
吉田 実星井 博小坂 清巳森本 宏
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1965 年 2 巻 3 号 p. 180-190

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抄録
飼料の栄養素含量に対応するヒナの反応を応用する油脂資源の生物定量法を開発し, この方法による測定値の信頼性を検討した。
コーンスターチ10%を含み, 粗蛋白質23%, TDN 60.6%の飼料を基礎飼料とし, そのコーンスターチを種々の割合で大豆油とおきかえて標準飼料を調製し, それらを与えたヒナの4週間の増体量から, 飼料エネルギーと増体量との関係を示す標準直線を導いた。次に基礎飼料のコーンスターチを供試油脂でおきかえて試験飼料を調製し, それを与えたヒナの増体量を標準直線にあてはめて, 供試油脂の利用可能エネルギーを知ることができる。
利用可能エネルギーは便宜上TDN単位で示している。
この方法により測定したトウモロコシ廃油の利用可能エネルギーは, TDNで示して, 186%である。この廃油の真の消化率は86.8%であって, これから導いたTDNは195%となる。この2種類の方法で測定したTDN値は誤差範囲内でよく一致するといえる。
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