抄録
ブロイラー用ヒナの含硫アミノ酸要求量の変化を調べるためにWC×WR, WC×NHおよびWLのヒナにDL-メチオニン含量を段階的にかえた飼料を給与して試験を行なった。試験飼料は大豆粕を蛋白質源とし, コーンスターチまたはトウモロコシを含む全植物性飼料を用いた。
初生より3週令までの幼スウの含硫アミノ酸要求量として飼料中0.66%が得られ, 供試鶏種間には含硫アミノ酸要求量に差はなかった。4週令以後6~9週令のヒナの含硫アミノ酸要求量は飼料中0.57%が得られた。
初生より継続して6週令まで飼育し, 4週令前後の含硫アミノ酸要求量の変化を調べた結果, 4~6週令の含硫アミノ酸要求量は0~4週令では不足していた水準, すなわち0.57%にまで低下することが確認された。ヒナの週令が進んだ場合に含硫アミノ酸要求量の低下があったが, 粗蛋白質の要求量も低下するので含硫アミノ酸の粗蛋白質に対する比率は3.30%から3.56%となった。