抄録
「目的」がん患者の外来でのリハビリテーションニーズ、およびリハビリテーション関連の要因が生活の質に与える影響を明らかにすることとした。
「方法」入院中のがん患者44名に対し、入院中のリハビリテーションによる運動機能に対する変化や外来でのリハビリテーションの必要性に関するアンケート、および質問紙によるQOL評価を実施した。
「結果」80%の対象者で入院中の体力低下を自覚し、退院後もリハビリテーションの継続が必要であると感じていた。また、QOLと入院中のリハビリテーション実施による運動機能の維持、改善の自覚との間に関連を認めた。
「結論」がん患者は退院時に運動機能の低下、リハビリテーション継続の必要性を感じており、筋力、体力の維持改善、歩行などの基本動作の練習や工夫についてニーズがあることが示された。また、入院中の運動機能の維持、改善の自覚はQOLと関連しており、外来でも重要な要因となることが示唆された。