近年我が国では,大豆の増産が奨励されているが,播種適期が2週間程度と短いことから,現場からは播種作業の高速化が求められている。加えて,大豆は水田転換畑への作付けが8割以上を占めることから,湿潤土壌への対応も必要である。既に耕うん同時畝立て播種機が開発されているが,畝立てにロータリを使用するため作業速度が0.3~0.6 m/sと遅く,湿潤土壌への対応も課題であった。そこで,本研究ではディスク式中耕培土機をベースとすることで,作業速度の向上と湿潤土壌への対応を企てた。その結果,最高2 m/sの速度で畝立て作業が可能で,さらに高速播種機構と組み合わせた基礎試験機では,1.5 m/sまでの速度で安定した播種が可能となった。