日本急性血液浄化学会雑誌
Online ISSN : 2434-219X
Print ISSN : 2185-1085
原著
大膜面積ポリメチルメタクリレート膜ヘモフィルタのライフタイムと蛋白吸着量のin vitro評価
栗原 佳孝小林 裕太後田 洋輔塚尾 浩小林 こず恵小久保 謙一小林 弘祐
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 7 巻 1 号 p. 31-37

詳細
抄録

中空糸内径240μm,膜面積1.8m2のCH-1.8Wと中空糸内径200μm,膜面積2.1m2のBK-2.1Pのポリメチルメタクリレート材質の2種類を用いて,膜面積と中空糸内径の違いがフィルタのライフタイムと総蛋白吸着量に及ぼす影響を検討した。持続血液濾過を模擬した長時間in vitro実験を,血液流量100mL/min,補液・濾液流量10mL/minで施行した。TMPやAV差圧ははじめ安定したが,一定時間経過後から急激に上昇した。フィルタのライフタイムは,膜間圧力差(TMP)と中空糸内圧力損失(AV差圧)が200mmHgに達した時間,1時間あたりのTMPとAV差圧の変化が15mmHg/hr以上となった時間から評価したが,それらはCH-1.8WとBK-2.1Pでほぼ同じであった。一方,総蛋白吸着量はBK-2.1PがCH-1.8Wに比べ,有意に高値を示し,血中蛋白濃度の低下が有意に大きくなった。

著者関連情報
© 2016, 特定非営利活動法人 日本急性血液浄化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top