AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
LPWAネットワーク型データ取得の電源喪失時レジリエンス向上に関する研究
亀田 敏弘岡本 健宏新田 恭士秋山 成央二宮 建森川 博邦
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2020 年 1 巻 J1 号 p. 554-559

詳細
抄録

センサ・通信デバイスの進歩により,社会基盤の多様なデータは,無線接続での取得が可能となっている.LPWA通信でのデータ取得方法は,設置に際して無線局免許が不要で,低消費電力かつ安価なハードウェアが供給されており,大量のセンサをローコストにて設置可能なため,大きな期待を集めている.しかし,社会基盤データの特徴として,災害時などの非常時にこそ昀も必要とされるものも多く,電源喪失の極限状況であってもデータ収集・配信の継続が求められる.著者らは,スーパー台風襲来による長時間停電が発生し公衆通信が途絶する危機的状況下であっても,複数の水門の開閉状況データを継続的に取得し一元監視可能なシステムの実現を目標に研究を進めており,LPWAネットワーク型データ取得における電源喪失時のレジリエンス向上について議論する.

著者関連情報
© 2020 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top