AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
持続可能な社会基盤データアクセスに向けたAPI開発の効率化に関する基礎的研究
亀田 敏弘松下 文哉
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 3 巻 J2 号 p. 128-133

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抄録

近年,社会基盤のデジタルトランスフォーメーション(DX)が積極的に進められており,将来の維持管理への活用を想定して,BIM/CIM データと維持管理用途のデータを連携させることが進められている.一方で,各種のセンシング・モニタリングの技術開発も絶えず進歩を続けており,設計時には想定されていなかった維持管理用途のデータが将来発生する可能性は高い.こうした新技術を社会実装する際,新規データの仕様やAPIアクセス方法の公開方法や表記が統一されていない状況では,データの増加と共にデータアクセス方法がまちまちになり,持続的なDXの発展に支障をきたすことが予想される.本研究では,データの配信と同時にデータ仕様やAPIアクセス方法が公開可能になり,また,既存のシステムの更新を待つことなく,新しいデータをマイクロサービスとして提供が容易であるなど,スキーマ駆動型API開発の利便性に着目して,社会基盤データアクセスのためのAPI開発の効率化について検討を行った.

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© 2022 公益社団法人 土木学会
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