AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
ChatGPTを活用した地場商品開発の実践的取り組み
原田 紹臣永井 雅章櫻井 崇光吉田 恭平石原 孝雄家戸 敬太郎
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 4 巻 3 号 p. 233-244

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抄録

藍子の皿ねぶりとして知られている藻食魚類のアイゴは,美味として珍重されている未利用魚の一種である.一方,モクライ(藻食らい)としても知られており,磯枯れの原因の一つとして考えられている.本稿では,徳島県美波町における地域活性化及び沿岸域の磯焼け対策の一つとしてのアイゴを用いた地場商品の開発と,その際にChatGPTを実践的に活用して考察されたChatGPTの適用性等について報告している.なお,アイゴ料理の試食を通じた官能検査の結果,燻製,リゾット等が高評価であった.一方,被験者の属性によって,料理の嗜好が異なる傾向であることが分かった.また,一般的に課題であったアンケート調査における自由記述文(意見)の分析に対してChatGPTを活用したところ,妥当性のある分析結果を簡易に得られる可能性が示唆された.

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© 2023 公益社団法人 土木学会
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