2024 年 5 巻 3 号 p. 203-208
本研究では,土木・建設分野における LVLM (Large Vision Language Model)を用いた画像分類の精度向上を目的として,河川の不法投棄を対象に,プロンプトの違いが分類精度に及ぼす影響を検討した.その結果,検証範囲において,具体的な事例を示して検知対象物を表現したプロンプトを用いた場合の有効性が示唆された.本検証では河川不法投棄を対象に画像分類を試行したが,検知対象物のドメインに適応したプロンプトの設定方法を示唆できたと考えられる.