2025 年 6 巻 3 号 p. 1110-1116
本研究では,全国統一道路施設点検データベース(xROAD)を中心に,構造情報・気象データ・維持管理履歴等を統合したデータセットを構築し,AI 手法による橋梁の劣化要因の分析を行った.鋼橋に対しては,単位面積あたりの損傷スコア(Saa)を指標として導入し,主成分分析および SHAP を適用した解釈可能な機械学習モデルにより,腐食進行に影響を与える特徴量を明らかにした.一方,コンクリート橋に対しては,点検文書の「総合検査結果」欄に記載された自然言語情報を対象に,形態素解析およびtf-idfによる傾向分析を行い,健全度変化との関連性を示した.