インフラメンテナンス実践研究論文集
Online ISSN : 2436-777X
実践研究論文集
都市鉄道トンネルにおける維持管理の効率化を目的とした塩害対策フローの提案
小瀬 喜巳細田 暁中川 伸行
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2026 年 5 巻 1 号 p. 246-255

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抄録

 インフラ事業者が,限られた予算の範囲で効率的に維持管理を行っていくためには,変状のメカニズムを把握したうえで,既存の補修工法の適切な活用や新たな補修工法の開発を行って,中長期的な計画を立案し,管理していく必要がある.本研究では,塩害によって劣化したRC造のトンネルを対象に,外観目視・打音調査とかぶり,鉄筋の腐食グレードに着目して現場調査を実施し,かぶりが鉄筋の腐食グレードに与える影響が大きいことを確認した.また,塩害加速期から劣化期の開削トンネルにおいて変状の特性を把握したうえで鉄道特有の制約条件に基づいて実効性の高い対策工法を選定した.その上で,現場調査結果と選定した対策工法をふまえ,合理的な塩害対策フローを提案し,持続的かつ効率的な維持管理の仕組みを構築した.

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