抄録
望ましい地域循環圏を検討するためには,循環資源の品目特性,地域特性に応じた最適スケールを導出するための理論を構築する必要がある.本報告では,空間スケールが循環資源が発生する際の発生密度,収集運搬工程の輸送効率,中間処理施設のスケールファクターによって決まるものと想定し,これらを支配パラメータとした資源循環の最適空間規模導出モデルの構築を行い,感度分析とケーススタディを通して支配パラメータと空間スケールとの関係を把握した.構築したモデルにより,物質固有のパラメータと都市特性を表現するデータを当てはめることにより,空間スケールを導出することができるようになり,品目・地域特性を考慮した資源循環の最適空間規模の議論・検討を行うことが可能となった.