土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
環境工学研究論文集 第49巻
下水処理場生物処理工程におけるペルフルオロオクタン酸の活性汚泥への吸着挙動および生成ポテンシャルの検討
鈴木 裕識田中 周平藤井 滋穂Chinagarn Kunacheva林 益啓齋藤 憲光
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2012 年 68 巻 7 号 p. III_333-III_340

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抄録
 本研究では,下水処理場生物処理工程におけるペルフルオロオクタン酸(PFOA)の挙動の把握を主目的とし,処理場から採取後すぐの活性汚泥と馴養した活性汚泥を用いて,室内実験を行った.主な結果として,(1)PFOAを添加した合成下水の半回分式生物処理実験では,生物反応槽内のPFOAの懸濁態比と存在量が増加し,(2)実下水が処理槽に流入する実験系では,PFOAの総排出量が総投入量に比べ2.0倍となった.(3)8日間の活性汚泥上澄み液存在下における1H, 1H, 2H, 2H-Perfluoro-1-decanolの分解実験では,添加モル量に対して2.9%のPFOAが生成した.このことから,生物反応槽におけるPFOAの存在量増加には, 活性汚泥への吸着による循環と実下水中に存在する前駆体からのPFOAの生成が影響していることが示唆された.
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© 2012 公益社団法人 土木学会
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