土木学会論文集C(地圏工学)
Online ISSN : 2185-6516
ISSN-L : 2185-6516
和文論文
岩塊の長期振動モニタリングによる安定性評価に関する考察
藤原 優三塚 隆久田 裕史竹本 将
著者情報
ジャーナル 認証あり

2019 年 75 巻 4 号 p. 415-429

詳細
抄録

 道路沿線の斜面に不安定な岩塊が存在する場合,落石調査を実施し災害を防ぐための対応を図る必要がある.しかし,落石現象は素因が複雑かつ誘因が多様なため,岩塊の安定性を画一的に評価することが困難となる.このような背景から,岩塊に振動計を設置し,記録振動の卓越周波数や減数定数から岩塊の安定性を定量的に評価する「落石振動調査法」が開発されている.この調査では,計測の度に振動計を設置・撤去し,短期間の計測データを用いて安定性の評価が行われているが,岩塊振動は気象条件などの外的環境の影響を受けて変化している可能性がある.本研究は,不安定な岩塊を対象として岩塊振動をモニタリングする設備を構築するとともに,得られた計測データの分析により岩塊の安定性評価において留意すべき内容を明らかにした.

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top