2024 年 80 巻 21 号 論文ID: 24-21022
幼児用座席付き自転車は幼児と運転者が一緒に移動する手段として一般的となっている.このような中,幼児用座席を考慮した路面評価に関する研究において,同乗者に影響が懸念される平たん性は検討されているものの,平たん性低下原因となる局部路面変状規模は明らかではない.本研究は,自転車の幼児用座席に乗車した幼児への危険性が懸念される車両振動が発生する段差に着目し,走行試験による振動評価および路面プロファイルの解析手法の検討により局部路面変状規模の把握を目的とした.その結果,段差量増加に伴い危険性が懸念される振動影響は増加することを明らかにした.また,幼児用座席に発生する振動特性を考慮した差分フィルタを提案し,路面プロファイルに適用することで,危険性の高い局部的路面変状を可視化できることを明らかにした.