2024 年 80 巻 21 号 論文ID: 24-21030
本研究では,近年の石油需要の減少に伴い石油アスファルトの代替材料の導入が望まれていること,また循環型社会形成の観点からアスファルト舗装発生材を有効活用する必要があることの2点を背景として,化石燃料に依存しない植物性アスファルトと再生アスファルト混合物を組み合わせた植物性再生アスファルト混合物の検討を行った.その結果,植物性アスファルトによって再生骨材に付着した旧アスファルトの化学組成や動的粘弾性は劣化状態から回復する傾向を示し,植物性再生アスファルト混合物の耐流動性や疲労破壊抵抗性は一般的なアスファルト混合物と同等の性能であることが確認できた.また,本混合物の試験施工を行った結果,施工面からも舗装用の加熱アスファルト混合物として適用可能であることを見出すことができた.