2022 年 78 巻 3 号 p. 432-445
橋梁の維持管理の観点から橋梁用免震ゴム支承には長期の供用期間にわたる耐久性が要求される.ゴムは屋外の使用環境において様々な要因で経年変化を生じる材料であるが,常時変形が作用する部材であるゴム支承では長期耐久性の観点からオゾン劣化による亀裂防止が重要である.本研究では,オゾン劣化の一因であるゴム支承表面のひずみ分布を有限要素解析により求め,ゴム支承の仕様や外部入力が与える影響を考察した.また,それら解析結果を元にゴム支承の最大表面ひずみの推定方法を提案するとともに,実環境でのオゾン劣化によるゴム支承の亀裂発生状況と表面ひずみの分布に関連について考察した.